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2016年10月11日 (火曜日)

どちらが重い?

今年お騒がせの某音楽家。婚姻関係がありながら別の女性と交際し、配偶者に離婚を要求した事については何も責任を負わず、
飲食店で未成年女性とともに飲酒した件の報道を受けて活動自粛、この結論に首をかしげる人が多いように思います。
確かに、後者は明確な法律違反であるのに対し、前者は法律違反すれすれすれの倫理的な問題。法律に反するかどうかを基準とすれば明確に後者のケースが悪い。
しかし、社会的非難の大きさは圧倒的に前者である点が、周囲の違和感の原因です。
法律違反にも様々あり、未成年飲酒禁止は、大学の入学歓迎コンパなどでは実質遵守されておらず、信号のない横断歩道に歩行者がいても、大多数の車は停車しません。これらは明確に法律違反ですが、「守らないのが普通」「一々守るやつは固い」という印象が定着しています。
そうした環境から、こうした法律を守ろうとしても、周囲の人間関係に配慮して守れない人もいるはず。法律は法律なので守らなければいけませんが、社会全体として守ろうという空気が醸成される必要があり、それまではなかなかできなくても仕方ない面もあるのかと思います。
ただし、社会的には、法律違反行為は、望まれざる人を組織からはじき出す格好の材料。些細な法律違反でも犯してしまえば、所属している組織から解雇や除名されてもその無効を争うにはなかなか困難です。
今回の某音楽家については、本来、最初の非難された件の段階で活動自粛すべきであったが、自主的にそれを行わなかったため、些細ながらも法律違反行為に加担した事を材料に社会から事実上強制的にはじき出されたという評価が可能です。
物事の軽重はあるものの、些細でも法律違反はしてはならない事を示す1つの事例といえそうです。

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