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2016年10月25日 (火曜日)

週刊誌の存在意義

週刊誌について他人が知られたくないことばかり掘り起こして不幸にして何の意義があるのやら、という人がいます。
今年は不倫ブーム(?)であまり著名でない方でも不倫報道を掲載すれば売れるらしく、やたらと不倫のあら捜しばかりしている部分に良い感情を抱く人は多くないかもしれません。
しかし、一方で非常に大きな意義を果たしている部分があります。犯罪被害者など社会的弱者による対抗言論をサポートしている点です。
以前にも書きましたが、犯罪被害者は示談交渉では優位に事を運べますが、示談が成立した瞬間から立場が逆転し、加害者は好き放題主張できる反面で、被害者による対向言論は事実上制限されているという問題があります。
週刊誌は、この問題を匿名・本人特定不可の形で解消し、被害者側の意見・主張をきちんと公開していますし、ブラック企業などに搾取される被害者社員らの声もしっかり拾って伝えています。
もちろん、匿名での発言のため、その意見内容の正しさは読者一人ひとりが丁寧に検討する必要があります。しかし、普通であれば表に出にくい、被害者的立場の人間に真っ向から対抗言論で反駁する機会を与えている点は素晴らしいと賞賛せざるをえません。
おそらく、社会は概ね弱者に好意的で、権力が嫌い。社会の様々な事件に対するやや行き過ぎな情報欲も、最終的には、弱者側がかわいそう、権力けしからんというところに行きついているのではないかと推測します。
こうした事件報道のあるべき姿は、徒らに一般人の情報欲を煽ってその充足で儲けようとするのではなく、情報伝達によって社会全体として権力に反発し、弱者を助けようとする空気を作り上げること。そこが意識されていれば、こうした闇の部分を暴こうとする報道手法にも一部理に適った部分があると考えられます。

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