« 関西からの海外旅行はPeachがファーストチョイス | トップページ | 上下の距離を広げるもの »

2016年6月14日 (火曜日)

有期雇用契約の使い方

期限を定める雇用契約が増えているようです。
プロスポーツ選手は一部の主力選手を除き、基本的に1年契約で、成績が悪ければ解雇、成績が良ければ次年度の契約と年棒アップを獲得できるという厳しい世界です。
有期雇用契約は、一般の会社員などにもこのようなシステムを取り入れようとするものです。
期限を定めない雇用契約との違いは、雇用主側に契約延長のオプションがあること、被用者側からすれば解雇事由がなくてもその職場に勤め続けることができない可能性があるということです。
この面だけ見れば雇用主に大きく有利な契約に見えますが、両者とも留意すべき点があります。
雇用主が留意すべきは、数度にわたって更新した社員の扱い。多くの場合、初期の比較的安い賃金なら十分雇用する意味があるが、数度にわたって契約更新し、賃金がどんどん高くなったころに、費用対効果が悪くなり、契約更新したくないと考えることが多いのではないでしょうか。
しかし、数度にわたって契約更新すると、継続性の原理により、契約の更新拒絶が権利濫用だと判断される可能性が少しずつ高まっていき、希望通りに契約の更新拒絶ができない可能性があります。
ですので、有期の雇用契約の場合、無闇に短い期間を設定すればよいというわけではなく、たとえば3年とか、5年くらいのスパンで契約し、その期間満了時には期限を定めない契約を提示するか、契約更新しないかいずれか。というようなやり方の方が法的には安定します。
逆に被用者側。有期とはいえ雇用契約である以上は労働法上に様々な保護を受けられるので、あながち著しく不利であるとまではいえません。
しかし、先方の判断次第で契約更新があるかないか決まるという不安定な立ち位置のもとでは、契約期間満了近くになると、自分の自由に動ける時間が必要になります。雇用契約であることはこの足枷になる場合があります。
そこで、労働法の保護は放棄して思い切って請負契約にしてもらうことも一計。与えられた仕事を自由裁量でこなして、余した時間を自分の将来設計のために使うという働き方はこれから増えていくのではないかと思います。
終身雇用制度は今後どんどん縮小していくことが予測されます。その時の働き方、契約のあり方は決してワンパターンではありません。
少し法律を勉強して、より自らにあった働き方を探してみるのも1つの手だと思います。

|

« 関西からの海外旅行はPeachがファーストチョイス | トップページ | 上下の距離を広げるもの »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 有期雇用契約の使い方:

« 関西からの海外旅行はPeachがファーストチョイス | トップページ | 上下の距離を広げるもの »