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2016年5月24日 (火曜日)

こちらに最善の情報をくれるわけではない

この業界には、「最善の情報をくれなかった詐欺だ」という相談が一定数あります。 たとえば不動産購入において仲介業者が、もっと安くできる情報を持っていたのに提供してくれなかった。 たとえば保険会社が、もっと保険料を安くできるプランを持っていたのに提供してくれなかった。などです。 初対面の業者でも信用するというスタンスは素晴らしく、業者はきっと自分に有利な情報を提供してくれるであろう、と期待するのは悪くありません。 しかし、業者も人間ですし、より多くの利益をあげなければならない団体でもあります。 たとえば先の仲介業者や保険会社は提案した内容でそれなりの利益をあげられますが、そこから先さらに頑張って情報提供すると利益が減ってしまいます。そんなところまで親身に情報を提供してもらうことはなかなか期待できません。 お客の立場で専門業者に情報提供を求める場合、多くの人は端的なわかりやすい答えを求めがちです。 しかし、このように業者とお客の関係でありつつ、利益をめぐる利益相反の場面も生じえますし、何より業者側は「答え」を提供してそれが異なった際に責任を負うのを嫌います。 ですので、お客の立場で情報提供を求めるのは、あくまで情報であって答えではなく、答えは情報をもとに自分で見出さなければならないのです。 もちろん、詐欺の相談に来ている相談者にそのような事は言いませんが、受け取った情報をもとに自分の責任で自分で決めるという意思がなければ、今後もこうした事件は減らないのかと思います。

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