« 二枚舌にご注意を | トップページ | 自分の仕事だという認識を持たせる »

2016年4月19日 (火曜日)

マナーや常識では真剣勝負は縛れない

プロ野球中継を見ていると、ことあるごとにコリジョン(衝突)ルールの解説が出てきます。
これは、ホームでのクロスプレーの際捕手を保護するために、捕手はサードベースからホームの間でブロックしない、走者は捕手に体当たりなどしない、という今年からの新しいルールです。
長い野球の歴史の中で、このルールが今年までできなかったのが不思議なくらいの、非常に常識的なルールです。
真剣勝負ですので、捕手はルールで禁止されていなければホームベースをブロックする位置どりをします。
これに対し、野手は捕手を回り込んでホームベースにタッチするよりも、捕手に突撃した方が早くホームベースに到達できます。フットボールを見ればわかるとおり、ディフェンスをかわして長い距離を走りたい場合は、ステップでディフェンスをかわしますが、あと1ヤード押し込むという場面ではディフェンスに突撃して押し込むのが最も成功確率の高い方法です。
これまで、こうした体当たりは「ラフプレー」として自主的な遠慮が求められていました。しかし、真剣勝負で最も確率の高い方法をとらない選択をとることはプロ意識の高い人ほどできません。
こうして、倫理的な規範ではホームでの衝突が避けられず、その場合捕手の側が負傷する危険が高いため、今回のルール制定に至りました。
真剣勝負だからこそ、マナーや常識では縛ることができず、はっきりとしたルールが必要。こうしたケースは他にもまだまだいろいろありそうな気がします。

|

« 二枚舌にご注意を | トップページ | 自分の仕事だという認識を持たせる »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: マナーや常識では真剣勝負は縛れない:

« 二枚舌にご注意を | トップページ | 自分の仕事だという認識を持たせる »