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2014年9月 1日 (月曜日)

基本に秀でる努力の継続を

日本のプロ野球の投手は総じて優秀で、最高峰のメジャーリーグに行っても通用する選手は多数います。
しかし、ファーストボールで空振りをとれる投手は限られています。なぜか。
1つの理由は、指導者が選手に早い段階から変化球を教えるため。
野球をする以上は勝ちたい、ファーストボールだけの投手ではなかなか勝ち続けるのは困難、だから変化球を覚える。
そもそも球速を早くするにはどのようなトレーニングをすればよいか、よくわからない。
こうした事情から、勝つためにわかりやすい手段である変化球を覚えようとすることは論理的です。
しかし、変化球の練習に投じる時間が増えれば、ファーストボールの練習や体幹本体を鍛えることがおろそかになりがちです。
また、変化球を覚え始めると、球種をまんべんなく完成度を高めたくなり、ファーストボールに対する意識が落ちてしまいがちです。
その結果、目先の勝利のために変化球に頼った小さくまとまった投手を目指してしまい、プロで空振りをとれるファーストボールを投げることからどんどん遠ざかってしまいます。
体に悪影響を及ぼす可能性のある年齢を過ぎたら変化球を覚えること自体は悪くありません。しかし、それは練習の上乗せとしてであり、基本である体作りと球速アップのための努力は継続して行わなければなりません。
野球選手に限らず、一芸では食べていけないので、多角的に手広くやっていこうと考える社会人は少なくないはず。
しかし、多角的に手広くできても、器用貧乏では結局大した成功は得られません。最も大切な基本を、怠ることなくずっと継続して磨き、その部分で秀でなければならないのです。
いろいろやろうと思うこと自体は悪くありません、そう思った時に、基本的な部分の努力がおろそかにならないよう気をつけることが大事なのだと思います。

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