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2014年4月 1日 (火曜日)

大学スポーツの選手は「労働者」か?

アメリカのスポーツニュースで、あっと驚くものがありました。
大学アメフトの選手が「労働者」と認定されたことです。
アメリカの大学アメフトはNFLへの登竜門で、プロスポーツさながらに盛り上がります。
そのため、有望選手はほぼ奨学金付きで集められ、いわばアメフトをすることを対価つぃて、学費等を受け取ることが出来る仕組みになっています。
今回問題になっているのは、奨学金を受け取る学生が、あまりに部活動が多忙で学業を十分に行えないことから、学業ができる待遇をもとめたもの。
大学生の本分は学業で、大学が学生に与えるべきはまず教育、という原則からすれば、学業ができないほどに部活動を強いる事が問題なのは明らかですが、それでも「労働者」という認定には驚きを隠せない人が多いのではないかと思います。
あくまでこれはアメリカフットボール界の特殊性、すなわち、大学スポーツの規模が異常に大きいことと、それに伴い、大学から選手への提供内容も大規模になっていること、しかし、それでも、個々の選手には、プロ選手と異なり、その権利がかなり制限されていること、などによるもので、一般には拡張して考えることは難しいでしょう。
しかし、もし、高校野球の有名選手が、学業したいと言っているにもかかわらず、奨学金付与を理由に野球ばかりさせられたら、大学の飛び級入学生が、スポーツばかりさせられ、学業を受けられず、選手としての権利も制限される内容だったら、どう救済すべきでしょうか。
日本のスポーツ界は、アメリカの規模には遠く及びませんが、一部、学生レベルからマネーゲームの様相を呈しつつある近時、学生アスリートの権利をどう守っていくかはしっかり考えていかなければならないところだと思います。

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