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2013年5月10日 (金曜日)

知識と思考力

判例や審判例を勉強する際、多くの人はまずその結論を読み、覚えます。
下級審判例は、ただの1裁判官の意見で、それだけで結論を予測させるものとしての機能はそれほど大きくありませんが、判例の結論を知っていると、ちょっとした相談や、書面引用の際に便利です。
しかし、判例の本当の使い方は結論ではなく、結論に至る事情と、法的バランス感覚を学ぶ題材とし、それを自分の担当する業務に活かす方が重要です。
日々様々な判例が公開される中ですべての事件についてここまで勉強するのはなかなか困難ですが、せめて自分が引用しようとする判例についてはしっかり勉強してみようという心がけが、リーガルマインドの形成につながっていきます。
少し前にも、答えを覚えるのではなく解き方を考えながら身につけるべき、という考えと似ています。
どうしても短期的に成果のあがる事に時間と労力を投資しがちですが、トータルで見ると、短期的には割に合わない長期的視野をもった投資が大切です。
最近、自分は結構のんびりしてきたと感じます。
年をとったのかとも思いましたが、無理に近道をしなくても、定めた方向にまっすぐ進み続けるほうが後で得しているだろう、という認識が定着してきたことも一つの要因かもしれません。
今日のテーマ、学習、に関しては、成果に結びつきやすい暗記に頼るのではなく、時間をかけて確実に思考力を鍛えていく傾向がしばらく続きそうです。

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