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2011年12月 6日 (火曜日)

シビアな世界

Jリーグが、柏レイソルの昇格即優勝で終幕を迎え、ストーブリーグの話題が飛び交う時期になりました。

普通の会社であれば、職場で仕事の機会が与えられない人から肩を叩かれていきますが、Jリーグでは、この数年、試合出場していた選手がいきなり戦力外通告されるケースが見られます。

高卒で入団し、2年目・3年目で何割かの試合に途中出場でも試合に出られれば、将来有望株のはずですが、そんな選手でも容赦なく切られる社会に、厳しい社会だなと思います。

サッカー界はいかに若い有望選手を育てて、高くビッグクラブに売るかが1つのビジネスモデルになっており、高卒3年目でレギュラークラスに育っていなければ、同じポジションの高卒有望ルーキー育成路線に進み、実力は上回る3年目の選手はお払い箱になってしまいます。

日本旧来の年功序列制度も問題で、20代中盤以降の選手は、試合に出続ける限り、給料はあがりますが、給料にみあった働きができなくなった瞬間、すぐに首を切られてしまいます。

もちろん、プロリーグで試合に出るレベルの選手ですので、レベルと年棒を落とせば、再就職できる人が多く、敗者復活戦の機会は保障されていますが、長期的ビジョンで育成されるプロ野球と比べても、大変シビアな社会だと感じます。

その背景には、サッカーチーム経営の構造的な難しさに加え、欧州など、明らかに格上の市場の脅威がある点が大きいのでしょう。

そんな状況の中、長年にわたりサッカーチームに出資を続けてくれる企業は本当にありがたいもので、その結果、若い選手が、比較的早い段階からプロチームで経験を積み、日本サッカー界を盛り上げてくれています。

安定志向の日本人からすれば、このような厳しい社会に子どもを預けるのには抵抗があるかもしれませんが、その点は、もっと敗者復活の機会を保障することにより、最低限の安定を保障し、サッカー好きな少年が快くサッカーできる環境を確保してもらえばと思います。

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