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2011年5月29日 (日曜日)

寿司屋やカレー屋はなぜもうかるのか?

表題のようなタイトルの書籍は多数出ていますので、見かけた方は多いかもしれません。

町中の安くておいしい寿司屋やカレー屋は、高級和食やフレンチのお店に比べてもうかっているのか、答えはイエスです。

その理由を要訳すると、高級店は、客1人あたりの単価は高いのですが、サービス重視のため、1晩に1テーブル1組しかお客を入れないのが原則であり、お客が入らない場合の犠牲コストが大きいのが難点です。

それに対し、寿司屋やカレー屋は客1組の滞在時間が少なく、1晩に何組も回転するため、1組の利益は大きくなくても、1晩の利益はその何倍にもなります。

客の数に変動はあるでしょうが、大きな犠牲コストは発生しない点もメリットで、結果的に総合の利益は町中のお店が勝つという仕組みです。

弁護士業も、1件1000万円以上の大型訴訟や倒産案件を受注する弁護士はすごい儲かっているように見えがちですが、その処理には相応の時間とスタッフを必要としますので、それよりも、1件10万円の消費者事件や労働事件を多数こなしている方が、結果的に事業リスクは低く、利益もあがることがおおいでしょう。

そうすると、人ができない大きな仕事をするよりも、手頃なコンパクトな仕事を回転させるのが一番商売上手のように感じてしまうかもしれません。

しかし、そのような仕事は誰でもできるので、競争が厳しいことを忘れてはいけません。

その中で十分なお客を集めるには、誰でもできる仕事の中で、自分にしかできない「売り」を作りだし、積極的に公開して売り出していかなければなりません。

仕事というのは、大半は誰でもできるもので、誰でもできることをやっているだけでは平凡な収入や地位しか得られません。

仕事の内容で差別化を図るのか、仕事のやり方で差別化を図るのか、サラリーマンで終わる予定のない人はしっかり考えて計画的にスキルを磨いていく必要があるでしょう。

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