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2011年5月 3日 (火曜日)

裁判官と戦う

検察官とは戦う姿勢の高い弁護士も裁判官とはあまり本腰を入れて戦わない人の話を聞きます。

確かに、裁判官は良く勉強しており、多くの場合、双方代理人以上に証拠を深く読み、法律を深く検討して判決を書きます。

だからといって、裁判官がこういうからこうだ、と依頼者に言う裁判所に言いなりの弁護士はあまり良い弁護士とはいえないと思います。

弁護士が検察官と戦うのは、それぞれがそれぞれの立場で正義を貫いた先に、妥当な結末があるからです。

確かに裁判官が全能のコンピューターであれば、その判断には絶対服従という判断もあり得ますが、裁判官も忙しさのあまり十分な検討ができていなかったり、苦手な分野の事件もあるでしょう。

また、破産事件や保釈申請などでは、弁護士対裁判官の構図の中で、意見を交わす中で、妥当な結論を見出すものもあります。

弁護士が十分に検討したうえで、おかしいと思う件を、裁判官の言いなりになって何も動かないのでは、弁護士はいないも同然です。

また、裁判官を小手先の話術で動かそうと試みるのは無謀にもほどがあります。

結局、弁護士というものは、受けた事件について、裁判官以上に研究し、その中で得た結論の自身を持ち、その結論が裁判官の考える結論と一致すれば少し安心できますが、異なれば自分の研究を駆使して、裁判官を動かそうと努力しなければ、高い費用を支払って弁護士を雇う意味があまりないように思います。

特に民事事件で、負けっぱなし、裁判官に言われっぱなしの弁護士が目立つようですが、それでは絶対にいけません。

そこそこ頑張っていればよいではなく、裁判官を絶対に上回る検討をしてみせる、そして、勝つ。

そこまでの姿勢が裁判をしていくうえで大切だと最近よく感じます。

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