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2011年4月 6日 (水曜日)

答えは安定、伝え方は弾力的に

1つの調査について、客観的に見るのと、利害関係人の依頼を受けて見るのとでは、見方が違います。
弁護士は、相談者の依頼を受けて法的見解を示しますので、物事の見方を示すのは、後者です。
しかし、相談者が本当に求めるものは、後者の見方で見た検討結果でしょうか。
確かに、自分に共感してほしい、自分の考えを専門家に後押ししてほしいという相談者もいます。
しかし、多くの場合、弁護士に求める意見は、裁判所や相手方に通用する、社会において通用する客観的な見解だと思います。
ですので、安易に相談者の視点に迎合した意見はかえって後々相談者に迷惑をかけるものかもしれません。
金銭をもらって相談者に回答をする際にも、私情は捨て、できる限り客観的な意見、社会で通用する意見、相談者の主張の抱えるリスクをきちんと説明しなければなりません。
ただし、これでは「誰に頼んでも同じ」であり、仕事をとることにはつながりません。
答えるべき結論は、客観的に通用する安定したものでありつつ、それを相談者のニーズにあうように説明レベルでアレンジし、相談者の納得につなげることが大事なのだと思います。
前者は法律処理能力、後者はコミュニケーション能力と言い換えることもできそうです。
いずれにせよ、何が主題で外せないか見極め、それをバランスよく伝える能力と機転を培うことが大事だと思います。

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