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2011年3月 1日 (火曜日)

無料法律相談に臨む姿勢

市役所などでの無料法律相談で、しばしば弁護士の回答がいいかげんだ、という話を聞きます。
「いいかげん」とは、見通しが甘かったり、良い見通しを回答しながら、受任しない、という事のようです。
実際はどうか知りませんが、もしそうだとすれば、以下のような要因によるものでしょう。
初対面の相談者と時間を限った相談なので、十分なコミュニケーションがとれない
限られた時間の相談のため、十分な調査ができない
人的な要因を推測すれば、
相談者が最初から結論ありきで相談してくることがある
弁護士としては、無料の一見の相談者との間でリスクを背負い込みたくない
といった要素があるかもしれません。
弁護士にとって一番困るのは、「勝てない」と説明しているのに、「では、勝てる方法を考えろ」という相談者です。
無料法律相談は素晴らしいサービスで、無料だからといって手抜きは許されませんが、相談時間をこえて、クレーマーの応対をしたり、自分の名前が傷つけられるリスクまでは背負いたくない、というのももっともな話です。
そこで、弁護士から見て、自分の見通しと異なる意見に固執する相談者などには、適当に相槌を打って、しかし、受任は丁重にお断りする、という態度になることもあるのかと思います。
しかし、それでは、問題を先送りにするだけで、結局、あの弁護士はいいかげんな回答をしやがったとクレームにつながるようでは、賢い対応とはいえません。
厄介な人相手の仕事でも、時間制限や一見という制約に逃げず、きちんと自分に意見を説明のうえ、納得して帰ってもらう姿勢を忘れてはいけないと思います。

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