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2011年3月23日 (水曜日)

裁判がうまくなるコツ

どうすれば裁判がうまくなるか。
新人弁護士によく聞かれます。
一般的な裁判業務であれば、それほど多くの技術は要しませんので、受験時代にしっかりと訴訟法を勉強し、修習中に基本的な技術を学んでいれば、弁護士になった後、2年も実務に携われば十分に基本的な力は備わるでしょう。
それ以上に、他の弁護士よりも裁判に秀でるにはどうすればよいか、と問われると難儀します。
あるいは、裁判官に任官せよ、としか答えようがないです。
基本的なレベルにさらに上積みするには、個々の分野の特性に応じたトレーニングが必要です。
その分野では、どのような判例があるのか、どのような主張が有効か、どのような書類が取り交わされ、証拠として使えるのかといった当該分野個別の事情を勉強し、掘り下げて研究することになるでしょう。
その勉強のためには、事務所の移籍や出向なども考えていく必要が出てきます。
このように、裁判というものは、スタンダードなものであれば、2年目程度の弁護士でもしっかりこなせる半面で、高度な内容のものは、10年目の弁護士でもなかなかうまくできないもので、5年目前後の弁護士が、その時期にいかに学習できるかで、その後の差が開いてくるものです。
弁護士の増加で、簡単に独立開業を勧める人もいますが、一通りの裁判ができるようになった後、さらに特定分野で秀でるために何をすべきか、私は、ここをしっかり考えるべきではないかと常々思います。

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