« 大震災の他地域への影響 | トップページ | 「こだわり」の価値 »

2011年3月17日 (木曜日)

許される凡ミスと許されないミス

ちょっとしたミスは誰にでもあるようです。
いろいろな判決を見ていると、裁判所はちょっとしたミスであれば、法律を厳格に解さず、金銭解決ですますケースがしばしばあります。
例えば、契約を締結した直後に、「やっぱりやめた」と解約を申し入れた場合、解約に理由がない以上、契約相手方が異議を述べれば契約は解消できないはずですが、このようなケースを裁判所に持ち込むと、裁判所は金銭解決の方向で和解勧試を行い、契約相手方の主張構成次第では、契約を解消する判決を書く場合があります。
契約ではなく、念書などの場合はよりはっきりしていて、意思表示の瑕疵がない場合でも、いろいろな理由で念書の有効性を否定します。
こうしたちょっとしたミスや不手際に、法律を形式通りに適用した方が常識外れの結論になる、という価値判断があるのでしょう。
これ自体は決して問題ではないのですが、このような判断により、若干、弁護士からして、判決の結論が読みにくくなり、判断の安定性に対する不安も感じるところです。
話変わって、大震災の事後処理。
一般的に、国家や大企業は、対外的には保守的に対応し、最悪の想定から公表していくことが多いのですが、今回の原発問題については、「想定外」という切り札を乱発してずるずる状況が悪化しているように感じます。
このような状況に、現実リスク以上の不安を感じている方も多いのではないかと思います。
人の命がかかった場面では、「ちょっとした・・」は通用しませんし、許さないのが国民の総意であり、常識だと思います。
安全圏の近畿の人間でも不安に感じるのですから、東北・関東の方々の不安はとてつもないでしょう。
対象が対象だけに時間と費用がかかるのは仕方ないと思います。
これらをかけても、最も安全な手段を確実に成し遂げてほしいと祈念しています。

|

« 大震災の他地域への影響 | トップページ | 「こだわり」の価値 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 許される凡ミスと許されないミス:

« 大震災の他地域への影響 | トップページ | 「こだわり」の価値 »