« 国選弁護制度は有効に機能しているか | トップページ | 瑕疵担保責任の放棄 »

2011年2月 4日 (金曜日)

専門家たるために

ある種の専門家といえるために、一番必要なのはやはり、実務を十分に経験していることです。
裁判に勝つ、納得のいく結論を勝ち取るには、その分野の著名な学者よりも、その種の事件を多数こなした実務家の方が、局面局面で柔軟な対応が可能となります。
ここで重要なのは、単純な事件数ではなく、いかに自分でこなしたかどうか。
倒産案件は、できる限り実務に詳しい先生に依頼したほうが、細かいところで、有利な選択を提供してくれ、得する場合があります。
しかし、依頼した弁護士がその選択肢にタイムリーに気づかなければなりません。
事件は多数受けたが、下の人間にまかせきりで、自分はあまりタッチしていないというのであれば、実務の動きに触れていませんので、このタイムリーな判断ができないおそれがあります。
著名になっても、自分の専門分野の事件は全て目を通し、時代の流れをしっかり把握することが大事です。
私が、前にいた職場は、個人で事件を受任してもよいが、事務手続を含め、全て自分で処理することが条件でした。
その際、細かい事務を自分で考えながらこなしてきたことが、今でも糧になってきており、現在の職場でも、本当に機械的な事務以外は、できる限り自分で対応しています。
手数をかけずに、収入を得るのも大事な目的ですが、1件の事件から学べるだけ学ぶことも大切です。
忙しいときも、自分の修練の機会だと思い、積極的にできる限り多くのことに触れていきたいと思います。

|

« 国選弁護制度は有効に機能しているか | トップページ | 瑕疵担保責任の放棄 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 専門家たるために:

« 国選弁護制度は有効に機能しているか | トップページ | 瑕疵担保責任の放棄 »