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2011年1月20日 (木曜日)

結論の裏は自分たちで読み解く

放送業界に激震が走った昨日のまねきTV最高裁判決。
早速、発表を前提とした検討に入ろうと思いましたが、非常に簡潔な判決でがっかりしました。
判決自体分量的に少ないうえに、判決の要旨をまとめると、
最高裁はこう解釈するから結論はこうだ
と書いてあるだけで、まさに結論ありき、今後の同様の紛争に参照できそうな考え方や規範はなかなか見出しがたい判決でした。
結論が出た以上、個人的な意見を述べても仕方がないため、事件自体に対する意見は書きませんが、最高裁判決のあり方はこれでよいのかと疑問に思います。
上告を棄却する判決も結論のみ、上告を認める判決も結論のみ
これでは、納得がいかずに最高裁に事件を持ち込んだ当事者の納得は得られようがありません。
もちろん、最高裁判事はプロ中のプロですし、国民審査も経ますので、我々が想像を絶するような深い考察がなされたうえでの結論だと思います。
しかし、下級審レベルでは、当事者の納得が、実質上最大の目的であり、そのために様々なかたちで智恵をしぼりますが、最高裁だけは結論を出しておしまい、というのはどうしても違和感を感じざるをえません。
これを解消するためにも、結論だけ出た最高裁判決について、個々人がいろいろな角度から検討し、なぜその結論に至ったかを十分に研究することが大切だと思います。
多忙な中で最高裁判決は結論だけ把握し、それをあたかも法律と同じようなものとして扱ってしまいがちですが、その背景をしっかり読み解き、当該法律の内容・使途をしっかり理解することが大切だと、気づかされました。

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