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2010年12月17日 (金曜日)

不貞の立証方法

不貞の立証はどのようにするのか、しばしば聞かれます。
このような質問に答えはないと思いますが、いくつか裁判例を検討してみました。
まず、不貞に直接証拠はまずありません。
不貞は密室で行なわれ、その内容を録取することはできない(犯罪になるケースも多いと思われます)からです。
そうなると間接証拠による立証になるわけですが、立証目標たる間接事実を整理する必要があるでしょう。
「男女が1つの部屋で一夜を明かした」
という事実の立証に成功した場合、被告からもっともらしい詭弁が展開されたとしても、不貞が認定されることが多いようです。
この事実自体、証拠により直接立証することは困難ですが、探偵の調査等により、前後の動きが把握できれば、最終的に証人尋問で追い詰めて、被告の言い訳の不合理をつつくことができる場合があります。
これに対し、日中食事やデートをしていたというだけでは、なかなか離婚原因や慰謝料発生原因としての不貞とまでは認定してもらえないことが多いようです。
不貞の証拠として電子メールを持ってこられる方がよくいます。
しかし、まさに不貞行為の最中に電子メールをすることは考えられず、電子メールは、不貞という立証対象に対し、間接証拠にすぎません。
そして、メールの書き方・表現・事実の記載の有無は人それぞれであるためか、電子メールの記載に対し、もっともらしい詭弁がなされた場合、電子メールだけでは、相手方を攻めきれないケースがしばしばあるようです。
結論として、不貞を立証するには、日に目星をつけて、探偵に調査してもらうのが、最も堅実で、「あるものから組み立てる」という立証方針には限界があります。
手詰まりにならないようにするためには、相手方に不貞を疑われていると気づかれる前に専門家に相談するのが良いと思います。

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