無料サービスは危険
日曜日まで開催されたJCの世界会議には、円高にもかかわらず多数の外国人が来てくれました。
費用の点で大きな痛手はあるにもかかわらず、がんばってきてくれたことがよくわかりましたので、大阪青年会議所としても、せいいっぱいのおもてなしをしました。
この中で問題となったことは、参加費でまかなう各種の無料サービスに人が殺到し、スムーズに人をさばけなかったことです。
無料でサービスを提供しながら、それが利用できないというクレームを受けることは最悪のパターンです。
「無料」は最大のおもてなしですが、無料であるということに大きな期待が生じ、その期待が裏切られた際に、悪意に変わってしまうのは怖いことです。
弁護士会や市役所は無料法律相談をおこなっていますが、予約がとれなかったり、思うような答えをえられなかった際に担当者に文句を言う相談者がいるという話も聞きます。
善意で無料にして不満を買うのは絶対に避けたいところです。
無料サービスを提供する際にも、無料だからと考えるのではなく、どの程度の利用者があり、どの程度の満足を提供できるのかしっかりと想定して、最大のサービスを提供しなければならないでしょう。
無料のサービスの提供は意外に危険だということに気をつけながら、さまざまな無料サービスが発展してほしいと思います。
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