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2010年11月16日 (火曜日)

記録は早めに読み込め

証人尋問の準備はだいたい以下のような流れをたどります。
事情聴取し、陳述書を作成(1月前)→弁護士が質問内容をまとめる(2週間前)→証人と尋問リハーサルし、質問を整理する(1週間前)→尋問当日
尋問にあたっては、多数の証拠を網羅的に確認する必要がありますし、書類の記載内容と証言内容の微妙な違いを感覚的に把握できることも大事です。
ただでさえ、神経を使う仕事のうえ、上記のとおり、長期間にわたって仕事がありますので、非常に大変です。
ここで大きくものをいってくるのは、どこかで記録をしっかり読み込めているかです。
しっかり記録を読み込んでから、事情聴取すれば、証言内容を体系的に整理することができますし、微妙な違いにも気づきやすいです。
そして、打ち合わせ自体が事実経過を整理する契機となり、さらに深く内容を理解することができます。
記録を読み込まず、相談者の言うがままに記録の関連部分を開きながらなんとなく話を聞いていると、いつまでたっても、事案の全体がつかめず、無駄な作業が増える結果になることはままあります。
人によっては、書証の内容を丁寧に詳しく教えてくれる人もいますので、ついつい証拠を読み込むのは後回しになりがちですが、最近ようやく、「早い段階で記録を読み込んだほうが得」ということを理解できるようになりました。
なかなかその時間を確保するのは困難ですが、時間は作ろうと思えばある程度作れるもの。
早めに時間を作って記録を読み込み、先手先手で事件をすすめていけるよう、頑張りたいと改めて思いました。

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