« フェアプレープリーズ | トップページ | 常に再生中 »

2010年9月10日 (金曜日)

百聞は一見に如かず

裁判は書類が全てです。
が、事実は書類からは正確に読み取れないことが多いです。
私は不動産案件は原則、現地見分を行ないます。
ただでさえ不動産の知識が乏しいのに、現地も見ずに依頼者の持ってきた書類だけで事案を把握しきるのは困難だからです。
不動産案件ばかりでなく、現物を見ないと正確な認識を持てないことはままあります。
とある案件で、相手方がビデオ撮影して、DVDを証拠として提出してきました。
これまで写真で認識していた事実と大きく異なり、一瞬愕然としました。
しかし、どうも腑に落ちない点があったので、現地に行くとまた違った視点が見えたのです。
写真でわからない点をDVDで伝える
DVDで伝えられない点をさらに別の手段で伝える
これからの訴訟戦略として、漫然と定型的な書証を提出するのではなく、足を動かし、積極的にわかりやすい証拠を入手する姿勢が大事になってくると思います。
視覚はもちろん、聴覚(録音解析、騒音)、嗅覚(悪臭)、触覚(セクハラ被害)、味覚(食中毒)のいずれも、裁判官に伝えなければならないときがありますが、感覚は文章だけでは伝えられません。
感覚をどう裁判官に伝えるか、依頼者と弁護士が協働してよりよい証拠提出できるよう準備できる姿勢・関係構築が非常に大事であると思います。

|

« フェアプレープリーズ | トップページ | 常に再生中 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 百聞は一見に如かず:

« フェアプレープリーズ | トップページ | 常に再生中 »