« 売れすぎに注意 | トップページ | メガネ、メガネ »

2010年9月 4日 (土曜日)

訴訟は手堅く

最近、「原告の請求を棄却する」という答弁書だけ提出して、裁判所に全く出てこない当事者をちらほらみかけます。
このただ1枚の答弁書が結構、手続に大きな影響を与えます。
答弁書が提出されず、被告が裁判所にも出頭しない、この場合、請求原因事実は全て自動的に認められて、速やかに全部勝訴判決が言い渡されます。
これに対し、答弁書が出ていると、請求原因事実は全て原告が立証しなければなりません。
単純な貸金返還請求であればまだしも、大抵の事件は、全て証拠で固められているというわけではなく、結構厄介です。
もちろん、被告が出頭しない以上、最終的には勝訴判決が出るのですが、そのために手間と時間がかかり、時間稼ぎや嫌がらせ目的の被告の思うつぼです。
しかし、このような被告がいることを想定して、原告代理人は訴訟準備しなければならないでしょう。
安易に相手が認めるだろう、出頭しないだろうと楽な道を想定せず、要件事実を整理し、それを何で証明するのか固めてから訴訟をしなければ、出てもこない被告に敗訴したとあっては非常に恥をかくことになります。
このような訴訟制度の保護を悪用する被告をなんとかしなければならないとともに、原告側も、簡単な事件でも油断せず手堅く裁判を進める意識が必要だと思います。

|

« 売れすぎに注意 | トップページ | メガネ、メガネ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 訴訟は手堅く:

« 売れすぎに注意 | トップページ | メガネ、メガネ »