« 招かれざる書面にはこう対応! | トップページ | 時効は必要か »

2010年8月27日 (金曜日)

慰謝料請求事件の進め方

慰謝料請求事件の相談は、「先生、なんぼとれますか?」から問われます。

弁護士の側からすれば即時答えようがありません。

慰謝料は様々な要素を総合的に検討して算出されるものなので、具体的な事情が整理されなければ正式な回答はできません。

さらに、その個々の要素が立証できるかどうかも大事なポイントです。

私も一昔前までは、依頼者の話を聞き、その内容に理由が備わっていれば、受任して交渉を始めましたが、慰謝料事件については最近慎重になり、じっくり細かい事情まで聞いて、証拠も精査したうえで、受任するようにしています。

鼻息の荒い相談者に対して、温度差のある対応ですが、本当にどれだけ勝てるのか、しっかり見通しを立ててから事件に着手する必要性は、慰謝料請求事件では相対的に高いため、仕方がありません。

「勝てるからぜひやってくれ」という申し出は弁護士的には非常においしい話なのですが、本当にそうなのか、落ち着いて検討し、アドバイスする姿勢は基本ですが、ついつい忘れがちで、気をつけて対処しなければならないところです。

|

« 招かれざる書面にはこう対応! | トップページ | 時効は必要か »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 慰謝料請求事件の進め方:

« 招かれざる書面にはこう対応! | トップページ | 時効は必要か »