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2010年7月23日 (金曜日)

裁判すべきでないもの

何度やってもやりにくい裁判というのがあります。

その1つは離婚訴訟。

結論は1つである以上、判決までなればどちらかが勝ち、どちらかが負けるのですが、どちらも必死です。

やるせないのは、少し前まで親族だったのが、お互いに相手の悪口の言い合うことです。

弁護士は職業上、依頼された以上は、最後まで最善を尽くしますが、このようなやりとりを、通常の一般人が最後までやりとげるには、相当の熱意と気力が必要だと思います。

これが酷だからこそ、調停があるのですが、感情的になっている人は、調停を経ても、なかなか合理的な判断をすることが困難なのでしょう。

訴訟をすることにより、未来があるのであれば、もちろん、訴訟します。

しかし、得るものが少ない、あるいは、失うもののほうが多いのであれば、訴訟は避け、調停で解決すべきですし、弁護士としてもそちらに誘導するのが望ましいと思います。

結論として、弁護士や裁判所が離婚案件においてすべきことは、裁判所の基準で、結論を説くのではなく、より具体的に、その当事者にとってのメリット・デメリットを説明し、早期に事件を解決するメリットを説得的に説明することでしょう。

勝訴の見込みや、得られるもの、それを考えることは第一ですが、その当事者が訴訟を通じてどうなるか、そこまで予測して、最善の提案のできる弁護士を目指していきたいと思います。

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