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2010年7月13日 (火曜日)

日本とスペインの差は何か

ワールドカップは、結果的には、前評判通りスペインが優勝しました。
ブラジル・アルゼンチン大勝→南米強い→次戦ころっと負ける
ドイツ大勝→次戦ころっと負ける
日本デンマークに快勝→次戦ころっと負ける
と、浮沈の激しいチームが多い中で、往年のイタリアのウノゼロ伝説を彷彿とさせる
歴代優勝国最小得点&失点の安定した戦いで優勝の座を勝ち取りました。
そのスペインと日本の差を考えると、まずは10年前のワールドユース決勝が思い出されます。
世代一の天才といわれたシャビに、日本稀代の天才といわれた小野が出場できず大敗しましたが、
点差ほど大きな差があったわけではなく、日本サッカーの将来が期待されました。
そのワールドユースの中心選手は、シドニー五輪を経て、ワールドカップで活躍した選手もいますが、
今大会で活躍したのは、遠藤と控えの稲本だけ。
当時の主力選手が、代表レベルのパフォーマンスを維持できずに脱落していったことが、スペインとの差につながった反面で、国内で地道に実力をつけた遠藤が世界レベルに追いつき、ついていったことが、スペインとの差を離されなかった要因でもあるでしょう。
その遠藤は、前回大会では出場機会なし。
前回大会の主力で今大会も残っていたのは中澤だけという世代交代の中、よく頑張った大会だったと思います。
フル代表の強豪国でも、世代ごとの大会ではからっきし、という国があるなかで、日本はあらゆる世代でよく頑張っている安定した育成ができているといえるでしょう。
そのメンバーをできる限り脱落させることなく、上位組織の主力に育てあげていくことが、日本サッカー界改革の第2ステージだと思います。
そのためには、海外に出ることも大事ですし、海外に出て自信をなくさせないことにも配慮が必要でしょう。
また、怪我やファール癖に対する予防についても、もっと研究が必要だと思います。
自国のリーグで、世界と戦う十分な経験がつめないという点については、ないものねだりしても仕方がありませんが、それでも、遠藤のような選手が成長した点をみると、国内リーグで基礎と持ち味を磨き、ACLなどの厳しい試合を経験することで、世界レベルの選手を育てる最低限度の環境はあるようです。
この環境をさらに、どう利用させていくのか、ある環境と資源を生かして、うまく若手選手を伸ばしたスペインのように、日本も、手持ちの環境と資源をどのように有効活用していくかが、この10年の大きなテーマになっていくことでしょう。

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