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2010年6月22日 (火曜日)

逆転勝利を呼び込む力

検察官や大手事務所の弁護士は、いつも勝筋事件ばっかりやってるから、際どい訴訟を勝ちきる力はない
と言う弁護士が結構おり、聞くたびに驚きます。
個人的には「検察官」や「大手事務所」というおおざっぱなくくりで、このように言うのはかなり的外れではないかと思います。
際どい訴訟を勝ちきる力は、年齢や学歴や所属はあまり関係ありません。
いかに、様々なケースを経験し、勝負どころを見極めた訴訟活動ができるかがポイントでしょう。
検察官や大手事務所の弁護士が扱う訴訟は、確かに勝筋事件がほとんどです。
検察官は、有罪見込の被疑者しか起訴しませんし、大手事務所は負け筋事件に手を出して、わずかな着手金とひきかえに時間と信用を失うことを良しとしないところが多いです。
しかし、検察官は、起訴前に、悪質な否認を繰り返す被疑者をくずす捜査活動を積んでいますし、
大手事務所でも、大事な顧客からどうしてもと頼まれた場合や、若手弁護士が個人でとってきた事件には、時々、筋のよくないものが含まれます。
また、事件をコンスタントにこなす以上、相手方の争い方を見ること自体、訴訟活動の勉強になります。
というわけで、本当に際どい訴訟を勝ちきる力がないのは、捜査畑で、ほとんど公判活動をしたことがない方や、予防法務ばかりで、訴訟をほとんどしたことがない方にかぎられるでしょう。
逆転勝利を呼び込む力、
それはまず逆転勝利の実績から、
次に、逆転勝利をもくろむ相手の活動を見ることから、
学ぶことができます。
そんなわけで、どんな事件でも、若手弁護士には貴重な体験でありがたいものだと改めて感じることができます。

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