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2010年5月29日 (土曜日)

大人の純粋さ

JC活動で、大阪市長杯第29回わんぱく相撲大会の設営に参加してきました。

昨年までは全国大会でも連覇を達成している別格選手がおり、盛り上がっていましたが、今年は「格が違う」というような選手はおらず、純粋な選手たちの戦いを見ることができて、新鮮な思いをしました。

今年で3回目の参加になりますが、何度参加してもこの事業は必ず設営している大人を「うるっ」とさせてくれるものです。

私の担当は試合会場ではなく、受付に近い場所で、応援メッセージを収集していました。

Img_0031

内容は、わんぱく相撲大会に出る選手(小学生)の両親や兄弟らに、選手を応援するメッセージを書いてもらって写真撮影し、それを試合の直前にスライドショーにしてみせる、というものです。

この企画の目的は大きく2つあります。

1つはもちろん、試合に出る選手が試合の直前に家族からの応援メッセージを見て「頑張るぞ」という気持ちになってもらうこと。

もう1つは、子どもを取り囲む大人が、子どもとのコミュニケーションや、子どもの夢の実現、子どもの教育や接し方を考える契機にしてもらいたいというものです(*筆者の理解です)。

さて、この企画、低学年の選手とご家族には非常に好評でしたが、高学年になると、少し事情が変わりました。

子どもも、「こんなの恥ずかしいから、していらん」という子が増え、

親も、「恥ずかしいから写真やスライドは勘弁」という方が増えていきました。

親としては、小学校高学年の子を持つとなるとアラフォー世代ですので、公の場で写真を公開されたくない気持ちが出てくるのは当然のことだと思います。

ただ、それをさしおいても、この企画に乗ってくる勢いの低下が大きいと感じました。

コメントを書いて写真を撮影してもらい、スライドで公開される。ただそれだけのことですが、

近時、悪質な商法や詐欺が流行っていますので、このような勧誘に対する警戒心を持つことは大事です。

そのような警戒心が、おおよそ、小学校高学年あたりから芽生えてくることの一つの証左でもあると思います。

ただ、このような無償安全な取り組みに対しても「純粋に楽しめない」ということでもあります。

小学生も高学年になると純粋に楽しむ喜びを忘れ、親もそれに同調してしまう、というのでは、少しゆゆしき事実です。

面白そうなことを、純粋に楽しむことは人間生活の大事な部分です。

子どもが成長するにつれて、その純粋な部分を一時見失いがちになりがちなことはある意味仕方がありません。

しかし、一度見失った純粋さは、少なくとも、子どもを授かった親は思いだしていると思います(低学年の家族がこの企画に乗ってくれたのがその証左だと思います)。

そうであれば、親が、子ども純粋さの危険性から守り、子ども純粋さの良さを伸ばしていくことが望まれます。

そういう意味でも、やはり大人が、安全で良いと思ったものを、子に奨めていく姿勢が大事なのでしょう。

弁護士は依頼者に厳しくても、振り回されてもいけませんが、これは親子関係にも言え、親は子の感情を肯定するばかりではいけませんし、逆に厳しすぎてもいけない。

結論は簡単だが実践は難しい結論ですが、それを気付かせるよい取り組みだったと思います。

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