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2010年5月22日 (土曜日)

離婚にあたっての親の関与

離婚相談について、本人ではなく親が相談に来られるケースが結構あります。

離婚すべきかすべきでないかといえば、すべきでない、と答えるケースが多いですが、親が相談に来られるのは、当事者間で離婚は合意したのだが、そのほかの条件のすりあわせのために、親が中間に入るべきか、というものが多いです。

私個人の意見としては、離婚の解決は最終的に本人同士の納得の問題なので、親は中に入るべきではありませんが、夫のDVが原因であるなど、夫と妻の間に対等に話せない格差がある場合は、親が入って、できるかぎり対等に話せるような状態にしたほうがよいでしょう。

子の離婚に際して、親がすべきことは、できるかぎり当事者の間には介入せず、しかし、話し合いの内容についておかしいところがあれば、きちんと説明してあげることではないでしょうか。

離婚の話し合いでは、感情的になったり、あるいは早期解決のため、本来の権利を大幅に譲歩して話し合う場合もあります。

話し合う対象も多岐にわたり、離婚して他人になった後では話し合いが困難なものもあります。

そういう部分について、本人が不利な内容で話をすすめていないかチェックし、アドバイスしていくのが、親の一番貢献できる関与のありかたではないかと思います。

不利益な内容とは、全体的にいい内容で話がまとまりつつあるのに、慰謝料について高額に固執して調停や和解に応じないような態度を諌めることも含みます。

あとは、娘が離婚する場合は、親はできるかぎり、離婚後の生活を援助してあげることが大事です。

離婚案件は流動的で、なかなか解決へのはっきりした道筋を見極めにくいですが、こうした親の適切な関与のある人については、弁護士としても、スムーズに事件処理できることが多いです。

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