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2010年4月 1日 (木曜日)

事務所まで行きたくない

私が勤務する事務所は淀屋橋駅直結で非常にアクセスがよいです。
しかし、それでも、事務所まで足を運ぶのを嫌がるお客がいます。
相手方を呼び出した際、アウェーの事務所に足を運ぶのを嫌がるのは、仕方ありませんが、他に、事件内容を秘密に話せる場所は通常なく、大抵断ります(こちらから交渉の席につくようお願いする場合には、相手方の近くで会議室を借りたりすることもありますが、極めて例外的な場合です)。
在宅被告人や保釈された被告人の中には時々、「お前がこっちに来い」と上から目線で呼びつける方がいます。
これも基本的には丁重にお断りしますが、それにより、打ち合わせができなければ、弁護人の職責上、先方に出向いて公判準備せざるをえません。
依頼者側の人数のほうが多い場合も、原則は、事務所での打ち合わせをお願いしますが、先方に来るよう依頼があれば、できる限り応じます(ただし、事案により、移動時間にタイムチャージをかける場合があります)。
あとは、法律事務所に固い雰囲気ではなく、喫茶店などで気軽に話したいという方もおられます。
気持ちはわからなくはないですが、事件内容に触れるのであれば、どこで誰が聞いているかわからない公共の場での打ち合わせはすべきではないですし、事件内容に触れない、全くの私的な会話であれば、その方とのつきあいの経歴や自身の空き時間との兼ね合いになると思います。
事務所外で打ち合わせをする必要性があるのは理解できますが、その合理性を考えると、結局、弁護士の法律事務所で打ち合わせをするのがベストであると判断されることが多いのが事実です。
ただ、だからといって、ニーズを無視して、当たり前のように事務所での打ち合わせをしていくことは、必ずしも、「それで良い」ものではありません。
すぐには解決策はないかもしれませんが、事案に応じて最も適切な場所で合理的に打ち合わせを行う視点を忘れず、最新のスポットや技術を積極的に採用していくことが、これから一層求められていきそうです。

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