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2010年1月 9日 (土曜日)

群雄割拠の理由

高校サッカーは群雄割拠の様相を見せています。

Jリーグができ、ユースという団体が人気になってきたため、高校サッカー界のタレントの数が減ってきています。

それに対し、有望選手も名門校ばかりでなく分散する傾向にあり、少し有望選手が集まり、チームとして機能すれば上位にいけるという時代になっています。

野球と比べるとずいぶん違うなと思いますが、それはプロ組織の違いにもよるものといえそうです。

野球は、10代で1軍の試合に出られるのはごくわずかで、20代にいかに開花するかが注目される種目です。

また、チーム数やプロアマ協定などから、チームと契約更新できなかった後野球関連の仕事に再就職することも限定されます。

そういうことから、トップ選手以外は高卒プロ入りということはそれほど魅力的なことではなく、大学で実力と学歴を備えてプロに行く志向の人が増えがちです。

他方、Jリーグはチーム数が多く、高卒2年目の選手などがトップチームの試合に出ることも結構あります。

23歳以下のチームで五輪に出場するため、この代表チームに呼ばれるかどうかが、サッカー人生上のひとつのポイントですが、事実上、プロリーグで既に試合に出ている選手からしか呼ばれないため、早くプロ契約し、どんどん試合にでていくことが重要です。

野球よりも契約更新が難しい面がありますが、チーム数が多いため、一端、低いレベルのリーグに移籍し、そこで活躍すればトップリーグへの復帰もありえます。

その移籍のために、世代別の代表に選出されたかどうかが大事で、全体的な傾向としては、早く代表に入り試合に出る、それができなさそうであれば大学へ行くという方向性が見えます。

プロを意識する人はユースへ、越境入学するなら、ユースに入る、そういう生徒が増えているのでしょう。

その結果、高校サッカー界はユースに引き抜かれた後の地元の選手をわけて受け入れることになり、年毎のチーム力にムラができてくる。

でもそうするとますます、「全国で結果を出す名門校がいい学校とはいえない」ことが裏付けられるでしょう。

野球にとってもサッカーにとっても、もちろん、一番良いのは、生徒の力を伸ばしてくれうところですが、副次的に大事なのは、野球においては生徒を大学へ進学させられること、サッカーにおいては、優れた選手をきちんとプロ組織に注目してもらえるよう体勢が整っていること、だと思います。

野球界はわかりやすいですが、サッカー界については、どこに行くのが一番よいかわかりにくく、まだまだ混乱の時代は続きそうです。

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