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2010年1月31日 (日曜日)

相隣紛争の問題点

相隣関係ではいろいろな問題が生じます。

例えば騒音問題。

これは権利義務の調整について双方の認識が異なることと、社会情勢の変化に伴う影響が大きいことが鍵さと思います。

たとえば、一軒家にカラオケ装置を設置してうたったところ、隣からうるさいと苦情が出たと考えます。

隣の人はうるさくてかなわないと思っても、異常な音量や音質でない限り、カラオケをやめさせたり、装置を撤去させる義務は発生しません。

いかに過ごすかは個々人の自由であり、他人に著しい迷惑をかけない限り、責任を負うものではないからです。

隣人の側からはうるさくてかなわないと思っても、当人は普通の生活を過ごしているだけの場合もあり、当事者の認識の相違が紛争につながっているといえるでしょう。

しかし、これがマンションであったり、深夜であると話はどんどん変わってきます。

壁がつながるマンションでは、一軒家よりも隣人への影響が大きく、同じことをしていても、一軒家ではOKだが、マンションでは駄目というものもあります。

また、社会通念というわかっているようでよくわからない概念により、一定時以降には、できることと、できないことが変わってきます。

そういう細かい状況から、法律で一律に処分を決しきれない点も解決を複雑にしている一因です。

こういう困難な状況を打開するために「思いやり」の精神を各人が持っていくことが大事です。

現在の教育でも、こういう精神の教育はなされていますが、「他人事」を客観的に見て考える教育が多いのではないかと思います。

そうではなく、自分がその立場になった際、相手の立場に立てるか、という考え方について大人も子供も学んでいくことが大事だと思います。

自分の意見を主張することも大事ですが、自分の意見が正義だと過信しないことも大事。

そういう教育をしてくのは本当に難しいことなのだと思います。

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