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2009年9月16日 (水曜日)

弁護人は被告人のパシリか裁判代行人か

金がないので、葉書を1枚めぐんでもらい、弁護士に手紙を書く。

拘置所では結構あるようです。

本来であれば、弁護士が定期的に接見に行き、裁判準備以外でも丁寧に被告人をフォローしていかなければならないのでしょうが、中にはぜんぜん接見に行かない弁護士もいるのでしょう。

拘置所に1回接見に行くと昼間の貴重な2時間を割かれます。

刑事事件は引き受けなければならないが、刑事事件を引き受けるならしっかり時間をあけろとなると、いささか理不尽な感もします。

私の場合、①受任後即接見と、②期日直前(1~3日前)打ち合わせは、全ての事件で対応しており、これに加え、必要があればその間に、中間打ち合わせを入れます。

十分な接見回数とはいえないかもしれませんが、被告人の生活や訴訟追行に支障のない活動は確保していると思います。

ところが、時に、毎週、下手をすれば、接見をした翌々日に接見要望が届く場合があります。

なんとか時間を調整して行ってみれば、ただの雑談を求められたり、パシリのような仕事を求められることが結構あります。

身柄を拘束されて自分でできることが限られていますので、杓子定規に断るのではなく、ある程度は応じてあげなければならないと思いますが、何でもかんでも弁護士が被告人のパシリになるというのはおかしな感じが否めませんし、そうであれば、刑事弁護人のなり手は少なくなるでしょう。

依頼し、依頼される信頼関係を築かなければならない間柄であるにも関わらず、どこまで要求を飲んで、どこからは断るかの駆け引きをするのは非常に抵抗感があります。

どうすれば被告人の要求が満たされつつ、弁護人もスムーズに仕事ができるか、個別具体的にしっかりと対応しなければならない非常に高度なスキルを要する事件だとよく思います。

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