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2009年8月19日 (水曜日)

用事のない当番弁護?

当番弁護で接見に出かけると、「特に質問はない」という被告人にはしばしば会います。

お前が呼んだんちゃうんかいというツッコミをした気持ち

楽な仕事でラッキーという思い

逆に心配になる感じ

人によって、いろいろ違う感じ方があるでしょう。

私は、こういう被疑者と出会ったときの方がよく喋ります。

本当に何も用がないのに、弁護士を呼ぶという事実を簡単に受け入れてはならないと思うからです。

助けは求めたが、なんらかの理由で口にだせない

弁護士に聞きたいことがあったが、急に来たので思い出せない

警察署での生活が苦しいので、少しでも外の社会にいる人間と話をしたい

人によって、いろいろ違う事情があるでしょう。

こうした人である可能性がある以上、時間をとってしっかり話を聞いてあげ、事情を把握する必要が当番弁護士にはあると思います。

そのような活動に公の費用が出ることが果たして妥当なのかどうか、意見は分かれるところでしょうが、初回接見については、少なくとも、自分の考えうる範囲でその人を理解し、できることをするまで話す、それ以降は必要な行為のためには力を惜しまず働き、特にできることがなければ、いたずらに費用を発生させない。

そういった心がけで、刑事被疑事件にとりくむべきではないかと、このような人に出会うたびに思います。

その是非についても意見は分かれるでしょうが、やるべきことを積極的に探して精一杯活動するべき点には違いはなく、初回接見はその点でしんどいものの、やりがいのある仕事でもあるといえます。

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