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2009年8月21日 (金曜日)

バトル オブ フォームズ

契約書や合意書の内容を相手方とつめていく際、お互いに書面の文案を相手方に提案し、差を埋めていきます。

この提案をする際、一般的には、「どの部分をどう変えた」と変更点について箇条書きでもよいので説明を加えます。

これは誠意交渉する当事者間の暗黙のルールであり、相手方に対するホスピタリティであり、かつ、交渉を早くすすめる工夫でもあります。

非常に仕事がやりやすくなる心がけですが、だからといって、書面全体の見直しを怠ってはいけません。

ときどき、「大きな変更点はここです」といって文案を出してきたものの、他の部分で先方に有利な条項にこっそり書き換えられているケースもあるからです。

これを見落として合意してしまうと、「ちゃんと契約書に書いてあるから、それを見落としたお前が悪い」で通されてしまいます。

非常にせこいやり方ですが、これもバトル オブ フォームズの一例です。

契約書チェックは単純作業のようで、実は非常に繊細なものであることをしっかり認識して仕事に臨まなければいけないと改めて感じさせられます。

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