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2009年7月28日 (火曜日)

約束は守ろう

苦労して和解を成立させても履行してもらえないケースがしばしばあります。

もちろんどなりこみますが、身勝手な自論を述べるばかりで履行を期待できないケースが多いです。

こういうケースでは、淡々と強制執行するのが最も早いですが、こういうケースに限って、依頼者が執行費用を渋ったり、執行すべき財産が見つからなかったりします。

和解は、自発的に提案するか、裁判官にしっかり説明してもらったうえで、同意するもので、成立した後にいろいろ不満を述べるのは信義則違反です。

しかし、現実には、こうしたケースが後を絶たないのも事実。

原因の1つは、法曹が勝手にあるべき解決内容を勝手に決定し、当事者に押し付けている点にもあるのでしょう。

他方で、裁判官や弁護士に説得されても、自分の考えが唯一の正義だと信じて譲らない人もおり、こうした「依頼者」を相手にする場合、この依頼者を満足させられるのか十分に検討して受任すべきですし、こうした「相手方」を相手にする場合、強制執行までする覚悟で、依頼者を満足させられるか十分に吟味してから受任するのが筋でしょう。

コントロール可能な依頼者から事件を受けるのがそもそもの筋ですが、すぐれた裁判官や弁護士でもコントロールできない人間が多いのが現状だと思います。

そうした人を相手にした際に、法曹がまず心がけるべきことは、

約束できないことはするな

約束したら守ろう

これを守れないならあなたの仕事はしない

の3点ではないかと思います。

事件処理が思わぬところで頓挫しないためにも、各自がこうしたことを意識して職務に励んでいってほしいと思います。

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