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2009年7月 3日 (金曜日)

「ちょっとここだけの仲やんか」の罠

「お願いしますから、これ出してくださいよ~」

日常生活で結構よく聞く言葉です。

私は職業柄、書類の開示をよく求められますし、書類に限らず、私的公的情報の開示も求められます。

法律で開示せよ、という義務が明定されていない限り、応じる必要はないのですが、人間関係は法律ではわりきれず、応じざるをえない状況に追い込まれることもあります。

しかし、目先の人間関係にとらわれ、余計な情報を開示してしまうと、後で強烈なしっぺ返しをくらいます。

他人からの預かり金銭を勝手に使用すると横領であるのに、他人からの預かり情報を勝手に使用・流用しても責任を問われない、ということは甘い話です。

金銭でなく情報であっても、他人の情報は最後まで責任をもって管理し尽くすことが何より大事です。

様々なかたちで「書面を書け」「情報を教えろ」と言われる社会にはうんざりですが、目先の人間にだけ甘くならず、常に「この書面を書いてよいか」「この情報を開示してよいか」を考えて行動しなければなりません。

そうすると、つまらない人間だと思われても、法律に従い、開示義務のない他人の情報は原則開示しない対応がやはりベストなのでしょう。

頼まれると断りにくいのは、私だけでなく日本人の多くの抱える短所であり、長所だと思いますが、ここで心を鬼にできるかが、自分の身を守る大事な考え方であると、最近強く思います。

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