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2009年7月 1日 (水曜日)

この事件いつ終わり?

不当な請求を退ける案件は、いつをもって事件の終了と見ればよいか悩みます。

闇金や特商法で契約取消を行う事案は、電話一本あるいは内容証明一本で請求を止められます。

しかし、止めただけでは解決とはいえません。

本当に事件解決というためには、債務不存在の念書まで交わす必要がありますが、このような相手方は簡単には念書は書いてくれません。

債務不存在の訴えまで起こす必要性も感じないケースでは、事件が自然消滅するかたちになり、報酬をもらいそこねます。

消滅時効を援用する事案でも、内容証明郵便一本で請求自体は止められますが、時効中断事由がないことまではわかりませんので、内容証明郵便を出して、はい事件終了、報酬ください、というわけにはいきません。

結局、しばらく事件を寝かせて、相手方から何も連絡がないことを確認しなければ事件として終了できません。

そんなこんなで、事件として事実上は終了しているけれども、完全に解決したわけではないので、まだ片付けるわけにはいかない事件ファイルが少しずつたまってきています。

放置しておいて問題ないけれども、放置するしかできないことになんとなくすっきりしない感じがあります。

請求する側には、支払督促など、簡易な方法がありますが、債務不存在を請求する側も、安くて早くて簡単な手法があればよいのではないかと時々思います。

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