« 心証開示すべきとき | トップページ | トップページで紹介されるニュース »

2009年6月 2日 (火曜日)

警察官の役割

被疑者弁護をやっていると思うのですが、警察官による取り調べは、一般に想像されているものと大きく異なります。

否認案件でも、無理やり自白させられるような無茶はほとんどなく、刑事は淡々とマニュアルにのっとった捜査をし、あとは検察官がすべて決める、という住み分けというか役割分担をよく感じます。

これはこれで、非常に効率的な事件処理なのですが、警察官はもっと熱く、自分のポリシーをもった捜査を心掛けた方が、治安自体はよくなるのではないかとも思います。

しかし、警察官が常に温厚・冷静であるかというとそうではなく、一部にはまだまだ旧来の拷問・利益誘導があると、耳にします。

これは、被疑者の勝手な吹聴の可能性もあるため、断定した判断はできませんが、いざ、警察官による拷問などがなされると、密室での出来事ゆえ、それこそ、昨日の話題のように、本人の供述だけではいかんともしがたいです。

結局、民事でも刑事でも、単純な勧善懲悪のシナリオを探そうとせず、事案全体をバランスよく見渡し、公平な視点で、事件を見ることができるか否かが非常に大事であると言えますが、ここに至る法曹がまだまだ少ないことも現実です。

自分に自身を持ちすぎない、相手・他人に対する感謝のき気持ちをもって接する、こういった要素を磨いて行かなければ、法曹として大成しないと思いますので、これから、こういった点もしっかり意識して仕事をしていきたいと思います。

|

« 心証開示すべきとき | トップページ | トップページで紹介されるニュース »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 警察官の役割:

« 心証開示すべきとき | トップページ | トップページで紹介されるニュース »