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2009年5月20日 (水曜日)

転ばぬ先の弁護士

不景気の影響かわかりませんが、最近、自分で裁判をやって、手おくれになってから弁護士に泣きつく人が多いように感じます。

弁護士費用をけちって敗訴しては大損であることを経験者は体感していますが、そうでない人は「自分が正しいのだからなんとかなるだろう」とでも思っているのでしょうか?

同様に、破産案件でも、裁判で敗訴してから弁護士に「強制執行されては困る」と相談に来る人がいます。

通常の破産の相談であれば、介入通知発送前に判決が出ているケースは少なく、申し立てまでに差し押さえがなされる可能性は極めて0に近いのですが、受任前に判決をもらっていると、申し立てまでに差し押さえがなされる可能性は格段にあがります。

「銭ないからはらえへんねん」と言えば長期低額分割弁済を認めてくれるというのは甘すぎる考えで、そのしりぬぐいを弁護士に求めるのもまた無理な要求です。

この時代、コンプライアンスが最大の経費削減です。

すなわち、法令を順守し、将来のリスクを消滅させていく方が、多少の費用はかかっても、最終的な損失は最小限ですむのです。

経済的に余裕がないからこそ、あらかじめ弁護士に相談し、余計な損失の発生をおさえていく。

この発想が定着していけば、紛争の発生せず、かつ、景気も回復する豊かな社会が復活するのであろうと信じています。

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