憲法記念日の今日、憲法改正論議の集会に参加してきました。
わたしは改憲不要派で、他人の意見を聞いてもそれは変わりませんが、どうすれば憲法は改「正」できるか考えてみました。
憲法が改正されるポイントは2つ①内容の重要性と、②内容の進歩性です。
重要でない部分をいたずらに変更することは憲法の尊厳を損ないますし、内容が「確実に」(個人の主観レベルではなく)よりよいものにならないならなければ改「正」とはいえないからです。
現行憲法の多くの部分について改憲の必要性が唱えられていますが、9条以外については、①の変更するほどの重要性がなく、9条についてはいかなる形式が望ましいかはっきりした改正の形がまとまっておらず、②の進歩性がみられないというのが私の考えの骨子です。
すなわち、9条以外の部分については、立法・法解釈・最高裁判例・政府公式見解・個々人の思想の持ち方で、十分に現状の問題点に対応可能であり、憲法改正は、「憲法レベルでより確実に日本国の在り方をかためたい」というものにすぎません。
さまざまな方法を駆使して対応可能にもかかわらず、安易に憲法を改正してしまうのは憲法の安定性から望ましくないと考えます。
9条については、私は世界に誇れる素晴らしい条文であると考えていますが、北朝鮮・さらに潜在的には中国の脅威に対してどう責任をとるのか、という問題は避けては通れません。
この点で、もし、9条を現代事情をふまえ、確実によりよいものにバージョンアップした改正案が出てくれば、この点については改憲賛成にまわる可能性があります。
しかし、北朝鮮に対する姿勢も未だ定まっておらず、9条をどのように改正すれば現状の問題を解決できるかもはっきりした答えはみつかっていません。
さらには、憲法は日本人が自主的に内容を固めていくもので、北朝鮮がどうだとか、アメリカがどう言おうが、それだけで改正しなければならないと大慌てするのは筋違いの感が否めません。
9条については「改正の必要性があるかもしれない」として引き続き検討を重ねる必要はあるかと思いますが、現時点で改正すべきかと言われれば「ノー」としかいいようがありません。
ところで、憲法改正論議は日本人の総意に基づくことが何より大事です。
そのために、もっともっと草の根まで、憲法の存在と改正の是非が浸透していかなければ、かたちだけの国民投票になってしまいかねません。
その点で、今日の会合は、労働問題や男女平等、君が代問題など、比較的市民に身近なところから話に入り、参加者が話に乗ってきた段階で、9条の問題に入るという素晴らしい演出がありました。
いきなり9条問題を理解するのは、なかなか困難です。
だからこそ、男女平等問題など、身近な題材で考えられることから少しずつ憲法教育を進め、浸透させていくことが非常に大事だと思います。
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