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2009年4月22日 (水曜日)

不動産に絡む事件

弁護士と不動産といえば、多くの不動産業者が弁護士に、任売案件を紹介してくれ、と仕事の紹介を求める件のウェートが大きいですが、訴訟等の事件に絡むものとしては、やはり相続絡みが多いです。

隣地訴訟は、水の合わないお隣さん同志が、費用対効果のつりあわない争いを繰り広げるケースもありますが、もとはといえば、相続に端を発した一族内の話も多いです。

また、相続不動産の分割や移転登記も、かなりの数を占めます。

私は、不動産案件を比較的多数こなしてきましたので、同年代の弁護士の中では、不動産案件の処理に手なれた方だと思っており、実際に不動産案件を処理していて苦痛にはならないので、依頼があれば、儲けを度外視して受任をすることもあります。

それは、田圃など、経済的価値の低い不動産の事件については、経済的利益が僅少で、所定の弁護士費用を請求すると、全部勝訴でも、赤字になるケースもあるからです。

金銭的評価の明らかな案件では、弁護士会の標準より若干安い価格でサービスを提供し、依頼者に現実の利得をもたらすことができます。

しかし、相続絡みの不動産案件は、単純に経済的利益から弁護士費用を計算すると明らかに依頼者の得にならないケースが多く、かといって、放置するとどんどん法律関係がややこしくなるので、赤字やむなしで、事件処理をさせていただきます。

不動産は、右から左に動かすだけで利益を生む出す可能性がありますが、事件物になると多額の費用を要する、非常に博打性の高い商品であることがわかります。

昨今の経済事情の動向もあり、不動産に対する見方は当面の間、激動の時代を迎えそうです。

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