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2008年12月26日 (金曜日)

受領拒絶

長い1年間の仕事も(主観的にはともかく)客観的には終了しました。

今年は不況のせいか、昨年までよりも「厳しい」事件が多かったように思います。

特に私が気になったのは、被告が訴状を受領しないケースが目立ったこと。

「振込み詐欺は無視が一番。でも、裁判所からの手紙は無視したら敗訴判決が出るからきちんと対応しなければならない」

この方針はかなり一般市民にも浸透してきた感じですが、裁判所からの手紙を最初から受領しない、という暴挙に出るケースが今年は多かったです。

訴状が送達できなければ、弁論を開くことができず、判決ももらえません。

仕方なく、被告住所地を訪れ、表札や郵便受けの写真をとり、隣人のインタビューをつけて「ここに間違いなく被告はいて、居留守を使っているだけなので、普通郵便で送りつけてやってください」と裁判所に申し立ててようやく手続が進みます。

裁判所からの手紙を受け取らなければ逃げ切れる、というようなことはありませんが、現場で対応する我々には負担が増える煩わしいことです。

また、電話連絡においても、相手方はもちろん、依頼者であっても、金銭の話や、自分に不利な事情や証拠に対してどう対応しようかという話に及ぶと、連絡不通となり、困るケースが結構ありました。

逃れたい現実は人それぞれありますが、それは情報を隔絶すれば逃れられるというわけではありません。

余裕がないから逃げたくなる、これが今年多かった傾向のような気がします。

来年は少しでも景気が改復し、このような傾向も改善されることを希望します。

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