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2008年11月22日 (土曜日)

限界挑戦よりも足下を省みる

WBCの候補選手に選出されながら、辞退選手が相次いでいる件。

サッカーではなかなか考えられないことです。

オールスター戦には喜んで出るのに、世界戦は出ないという選手が多い日本プロ野球の制度には何らかの問題があるのでしょう。

先日、アジア王者を決める大会へのモチベーションについて、サッカーと野球の温度差を書きましたが、野球はサッカーに比べて、まだまだ世界大会の権威が低く、選手から見た魅力が少ないのが1点。

サッカーでは、「日本代表」という肩書きがその後の選手生活に大きい反面、野球では日本代表の肩書きよりもペナントレースでの成績や連続出場の方が選手生活の大きい点があり、チームとしても、サッカーは日本代表の活動に協力的ですが、野球では協力的であるかどうかは不明確な面があります。

サッカーは海外の国に勝てば賞賛されますが、野球はアメリカ以外には勝って当然、という空気があるのも、野球の代表敬遠志向の原因かもしれません。

これらをふまえれば、負傷を抱えていたり、調子の悪いときは、サッカーはそれでも代表でプレーする魅力がありますが、野球では代表辞退の方向に流れるのは仕方ない面もあります。

野球の世界大会のあと、出場選手の多くが調子を崩したというのも、不安要素でしょう。

ファンから見れば、試合に出られる状態なのに、代表辞退とはどういうことだ、と思いがちですが、選手自身の視点から見れば、無茶をして本業たるペナントレースに影響を及ぼすような大会には出ないという価値判断は理解できるもので、ファンも理解していくべきものだと思います。

これについては、チームやリーグが日程等の点で、選手が大会に出やすい環境作りをしていくことが大事だと思います。

まだまだ歴史の浅いWBCですが、これから回を重ね、失敗を繰り返す中で、日本野球の世界に対する接し方がすこしずつ形成されていくことを期待します。

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