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2008年7月24日 (木曜日)

スポーツ指導者の注意義務

今年も高校野球の時代が到来し、ABCテレビで各地の結果を見ていたところ、思わず涙が出てしまった報道がありました。

大阪のとある高校の投手が、試合中に左胸にピッチャー返しを受け、一度心配停止状態になったものの、会場に備え付けられた心臓にショックを与える装置と、救急救命士の迅速かつ適切な処置で一命をとりとめ、今年もその選手は元気に試合に出ているというニュースです。

この記事を書きながらも涙が止まりません。

野球は危険なスポーツですが、命をかけてまでプレーしている選手はほとんどいないでしょう。

だからこそ、周囲の指導者らがあらゆる危険に備え、準備すべきことをしておかねばなりません。

スポーツ事故のほとんどは非常に特異な経過で発生しており、指導者ら責任者においては、そんな経緯で発生した結果まで面倒見切れない、と、因果関係を争いたくなる気持ちはよくわかります。

しかし、現実にスポーツに携わる選手に結果が発生してしまってからは、もはや何を言ってももとには戻りません。

この事件の会場の責任者がきちんと救命装置を備え、救命士が落ち着いて処置し、取り乱す関係者をうまく動かしたおかげで貴重な命が一つ救えた点には感動以外の何も感じません。

不景気などで、不経済なコストカットを極限まで押し進める団体が後をたたないなか、人の命を預かる立場の人だけは、モラルを維持し、尽くすべき注意義務をずっと尽くしてほしいと思います。

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