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2008年6月 9日 (月曜日)

契約の自由 解約の不自由

契約を締結するか否かは自由です。

嫌な契約は締結しなければいいのです。

しかし、法律相談に来る人は、何で?と思うような著しく不利益な契約を締結してから持ってくるケースが多いです。

立場関係から断れなかったというのがよく聞く理由ですが、このように強者が弱者を搾取する契約が当たり前のように締結されるようでは勝ち組と負け組の格差は開く一方です。

無理をせず、顧問弁護士になんでも相談できる環境が中小企業にも整えられる必要があるでしょう。

逆に、一度契約したらそう簡単に解約できません。

水泳選手の水着問題がまさにそうです。

日本の勝利を願う立場としては、レーザーレーサーを着せてやれよ、と思いたくなりますが、スポンサーは定期的なメディア露出を条件に多額の資金を投資していること、選手はスポンサーが安定した金銭を供給してくれるおかげで競技にうちこめることを忘れてはいけません。

賃貸借契約が賃貸人側から簡単に解約できないのは、安定した収入を得る対価の一部といえます。

勝つためにレーザーレーサーを着せるべきだ、というのは簡単ですが、これまでの契約関係の中でだれがどのように利益を得、負担を被っているのかを考えると、決して簡単に答えの出ない、非常に難しい問題であることがわかります。

契約は法治国家の基本ですが、これを活かすも殺すも、判断は非常に難しいと、改めて感じます。

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