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2008年6月13日 (金曜日)

反省しているか

一般の刑事事件であれば、反省文を提出する、あるいは、法廷で反省の弁を述べることにより、有利情状として反省を考慮されます(量刑上考慮されるかどうかは別ですが)。

他方、少年事件では、反省しているという言葉を簡単には信用してもらえず、何が悪かったか、どれだけ反省しているかを細かく追求されます。

成人と少年でこのような違いが生じる理由はいくつか考えられます。

まず、成人に対しては、言っても無駄という面があるのに対し、少年に対しては、まだ説教すればいい大人になってくれるのではという期待があります。

そのような考えの実体面かもしれえませんが、少年は説教すれば反省し、今後真面目に活きてくれる可能性があるが、成人になって安易な犯罪を起こせば、そう簡単に更生は望めず、半分あきらめられている可能性が否定できません。

他にもいろいろ理由は考えられますが、結局のところは、少年犯罪は大人が叱って更生させなければならない、大人の犯罪は救えないから刑務所で実績を積ませてあとは本人に任せる、という考えがあるようでなりません。

現実には、少年と成年で顕著な違いはないと思います。

裁判の目的からすれば、捜査過程での反省にかかわらず、再度自分の犯した罪の大きさを自覚させ、涙を誘うくらいの説教が望まれますが、成年に対してはなかなかそれが難しいという点があるのでしょう。

事件について甘い刑を求めることは弁護士の職責ですが、その前提として、それに見合う反省をさせることが非常に大事な仕事です。

見せかけの態度や言葉に騙されず、真に反省させる方法をしっかると探求していかなければならないと思います。

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