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2008年6月11日 (水曜日)

被疑者弁護

この2週間、とある被疑者弁護事件で大変疲れました。

こまめに接見して、捜査状況を把握し、適切なアドバイスを送る仕事ですので、普通に接見して普通に法律的な会話ができればいいわけですが、それでも週2回面会に行く時間をとるのは非常に難しいことがわかりました。

ただ自分の空いている時間に行けばいいというものではなく、相手が警察署に確実にい、かつ、スムーズに面会できる時間に行かなければならない点が一つ。

公判弁護では、調書を読んだうえで、補充的な質問と方針さえ決めてしまえば、後は自分のデスクで活動できますが、被疑者弁護の場合、その場で答えを出して被疑者に全て準備させなければならない点が一つ。

といったあたりが、公判弁護に慣れた素人刑事弁護人がしんどいと感じる点でしょう。

殺人未遂被疑で、殺意否認の案件で、個人的には、検察官は殺人未遂で強気起訴をして、公判前整理手続で周辺事実から争うことになるとふんでいたのですが、幸い、無事に傷害に認定落ちして起訴されたため、公判準備は被害弁償と情状証人の手配くらいですみそうな気配です。

公判で大変になることを覚悟していただけに、拍子抜けな感じはしますが、それも捜査段階で十分な活動ができたため、公判での負担を減らせたのだとも思います。

裁判員制度の開始を控えるなか、公判にあがったものを争うのではなく、公判にあがる前に変なのをつぶしておくことの重要性を再認識できました。

公判弁護ばかりでなく、捜査弁護にも力を入れていきたいと思います。

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