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2008年5月15日 (木曜日)

不満の連鎖

ときどき、非常に理不尽な不満を弁護士にぶちまける依頼者がいます。

弁護士はなんでもできると思っているのか、金を払えば弁護士は何でもやるべきだと思っているのか、思うように事件処理がすすまないのは弁護士のせいだと思っているのか、自分の思い通りにならなければ相手方も弁護士も敵だと思っているのか知りませんが、迷惑きわまりな話です。

一昔前であれば、こんな唯我独尊依頼者には、着手金を返金してとっとと帰ってもらうのですが、弁護士増に伴い、こういう依頼者にもある程度までは従って金を出してもらわなければならない時代になっています。

依頼者に理不尽にギャーギャー言われて反論できなければどこにしわ寄せが来るか、事務所の事務員やアソシエイト、さらには相手代理人に不満が波及しています。

対立当事者の代理人同士は、本来であれば協働してお互いに良い最良の結論を共に模索する友人であるのが理想ですが、一方が無茶な要求するために関係が悪化し、ときによっては法廷や裁判官室で口論に至りかねません。

一人が独善的な考えやわがままを言って無茶な要望をすると、その不満やひずみはあちこちに波及するのはとても恐ろしいことです。

行儀よく真面目なんて糞食らえ・・

そうだとは思いますが、社会に活きる以上は、過度の独善やわがままをごり押ししないよう気をつけるべきですし、紛争解決を職とする我々はそれを推進していかねばなりません。

生活のために他人に負担をおしつけ、魂を金のために捧げるのでは、何のためにこの仕事についたかわかりません。

職責をまっとうし、誇れる人生をおくるあめにも、常に自分に余裕を残して過ごせるようこころがけたいものです。

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