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2008年4月10日 (木曜日)

知識型?応用型?

判例や学説をよく知っているので、「お~、この人凄そう」と思っていたら、事件処理能力は?という弁護士や裁判官に時々出会います。

特に判例は我々の仕事の重大な指針ですので、それがスラスラと出てくると、法律相談も方針決定もスムーズに進みます。

しかし、知識だけでは事件処理はできず、現実の事情にうまくあてはめ、法律の要件効果の流れに橋渡しすることが大事です。

特に第1回弁論準備で思うのですが、いろいろと知識をひけらかすものの、本題の事件内容とずれており、「この人あんまり記録読んでないな」と思ってしまうのは、弁護士にも裁判官にもいます。

尋問後に和解勧試していながら、現実の判決はそれと全然違う、ということはしばしばありますが、その原因は裁判官が記録を読み込まずに直感で和解勧試するからだろうと思います。

このような知識偏重、応用力欠如型の法曹は、択一や口述は無敵だったが論文で苦戦した記憶力に頼る人がおおいのだろうと思います。

私はその全く逆で、択一も口述も大苦戦しましたが、論文は一発でクリアしましたし、相談の際にぱっとでてくる知識の乏しい応用型法曹です。

知識がないから、初めて携わる事件ではリサーチに相当時間を費やしますが、リサーチさえ済んでしまえば、あとの事件へのあてはめは比較的スムーズに進んでいます。

どちらがいいというわけではなく、バランスよく備えなければならないでしょう。

そういうわけで、最近、読書と判例整理の時間を多くとり、すぐにでてくる知識を増やしています。

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