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2008年4月18日 (金曜日)

買い物にはご注意を

奮発して買い物をしたら、予想していたものと全然違ってた

というのは、よくあることです。

これがまだ給料の範囲内であればかわいいものですが、高額の商品をカードローンを組んで購入したとなると大変な問題となります。

ただ、動産・不動産の購入であれば、想定していたものと大きく違うものが提供された場合、意思表示の瑕疵を主張して、契約をなかったことにでき、救済の道が残されています。

他方で、世の中には高額の取引はいくらでも存在し、後戻りのできない大変危険な選択は結構あるものです。

例えば、このM&A時代、会社や株式・社債の取引は何千万、何億単位になることはざらです。

そんな大きな取引で得たものが不良会社と不良債権というのでは泣く涙すら枯れ果てる大事となります。

そのために、我々弁護士や会計士によるデューディリジェンスという手続があります。

簡単にいえば、弁護士や会計士が先方会社の概要を調査し、その買い物の対象を鑑定するわけです。

会社によってはこの鑑定手続だけに何百万・何千万を投入しますが、それは高い金を投入する以上、いい物しか買いたくない、という購入者のプロ意識の現れです。

取引行為には、弁護士は事前・事後とも関わり、妥当な解決を促進しようと努めますが、日頃から「いざとなったらクーリング・オフできるし」という軽いノリで買い物をするのではなく、「自分で一生懸命貯めたお金だから、それに見合うものを買いたい」という気持ちが大事だと思います。

M&Aの流行の中で、資金調達のために中小消費者金融を買収した会社は、逆に過払請求の矢面に立たされ、倒産の危機に瀕しています。

ある買い物が、必ずしも費用対効果のバランスのとれたものとは限りません。

買い物をする際には常にそれがいい買い物であるかどうかを吟味し、わからなければ多少のリスクは払ってでもプロに鑑定してもらう気構えが大事でしょう。

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